AIでホームページを作る方法 — STEP7/20

自分に合うAI制作方法を選ぶ(AIビルダー型 vs AIコーディング型)

ここまででサイトの目的、そして競合とペルソナが見えてきました。次に決めるべきは「どの道具で作るか」です。AIを使った制作方法は大きく2系統に分かれます。それぞれの向き不向きを整理しましょう。

「ビルダー型」と「コーディング型」の違い

AIを使ったホームページ制作には、大きく分けて2つの流れがあります。一つは「AIビルダー型」。Wix ADIやFramer AI、Durableのように、質問に答えたり簡単な指示を出したりするだけで、AIが画面ごとデザインからレイアウトまで自動生成してくれるタイプです。もう一つは「AIコーディング型」。v0やBolt.new、あるいはCursorのようなAIアシスタント付きのコードエディタを使い、AIにコードを書かせながら、自分でも手を加えて仕上げていくタイプです。どちらも「AIを使う」という点は同じですが、完成までの体験も、必要なスキルも、出来上がるサイトの自由度もまったく違います。

この違いを理解せずに何となく有名なツールに飛びつくと、「思ったものと違う」「途中で詰まって続けられない」という事態になりがちです。特にビルダー型は初心者でも迷わず進められる反面、細かいデザインの調整が効きにくく、コーディング型は自由度が高い反面、多少なりともコードやツールの仕組みへの理解が必要になります。STEP7では、この2つの特徴を並べて比較しながら、自分がどちらに向いているかを見極めていきます。

私自身、これまで60件以上のサイト制作に携わってきましたが、依頼者のタイプによって向いているツールは驚くほどはっきり分かれます。「とにかく早く形にしたい」「デザインの細かいこだわりは少ない」という方にはビルダー型が圧倒的に向いていますし、「他にはない見せ方をしたい」「将来的に機能を追加していきたい」という方にはコーディング型が向いています。この見極めを制作の最初の段階でしておくことが、遠回りを防ぐ一番のコツです。

できること

ビルダー型/コーディング型それぞれの得意分野の理解
自分のスキル・時間・予算に合った方法の選定
STEP8以降で使うツールの見通し

ビルダー型の最大の強みは「迷わないこと」です。テンプレートの範囲内で選んでいくだけなので、真っ白な画面を前に固まってしまうことがありません。一方コーディング型の強みは「妥協しなくていいこと」です。テンプレートに縛られず、自分が思い描いた通りの構成やデザインを、AIの手を借りながら形にしていけます。どちらが優れているというより、目的と相性の問題だと捉えるのが正確です。

実践のステップ

1

自分の制作スタイルをセルフチェックする

「細かい調整にこだわりたいか」「なるべく早く公開したいか」「コードやツールを触ることに抵抗がないか」を自問してみましょう。3つのうち2つ以上が「早く」「抵抗がある」なら、ビルダー型から入るのがおすすめです。

2

サイトの複雑さを見積もる

名刺代わりの1ページサイトなのか、予約機能やブログ、EC機能まで含む多機能サイトなのかによっても向き不向きが変わります。複雑な機能が必要なら、最初からコーディング型を視野に入れておいたほうが後の手戻りが少なくなります。

3

予算とランニングコストを確認する

ビルダー型は多くの場合、月額制のプラットフォームに乗る形になります。コーディング型は初期費用や学習コストがかかる代わりに、公開後の運用コストを抑えやすい傾向があります。

4

まずは両方を軽く触ってみる

迷ったら、次のSTEP以降で紹介するツールをそれぞれ無料枠で少し触ってみるのが一番です。文章で読むより、実際にAIが生成する画面を見たほうが「自分に合うか」の判断がずっと早くつきます。

メリット・デメリット

ビルダー型のメリットは、専門知識がなくても数十分〜数時間でそれなりの見た目のサイトが完成する点です。デメリットは、細部の自由度が低く、他のユーザーと似たようなデザインになりやすいこと、そして多くの場合そのプラットフォームから離れられない(他社への引っ越しがしにくい)ことです。コーディング型のメリットは、デザインも機能も基本的に制限がなく、将来の拡張がしやすい点です。デメリットは、AIが生成したコードを理解し、必要に応じて自分で修正する場面が出てくるため、多少の学習コストがかかることです。

気をつけたいポイント

  • 「どちらが簡単か」だけで選ばず、公開後にどんな更新をしたいかまで想像して選びましょう。
  • ビルダー型のプラットフォームは、サービス終了や仕様変更のリスクもゼロではないため、長期運用を考えるなら情報収集をしておくと安心です。
  • コーディング型を選ぶ場合でも、最初から完璧なコードを書こうとせず、AIが生成したものを土台に少しずつ理解を深めていく姿勢で十分です。

まとめ

STEP7では、ビルダー型とコーディング型という2つの道の違いを整理しました。次のSTEP8からは、まずビルダー型の代表的なツールを実際に使いながら紹介していきます。自分に合いそうなほうから読み進めてみてください。

まずはお気軽にご相談ください

どちらの方法が自分に合うか迷ったら、プロに相談するのも一つの手です。

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