AIでホームページを作る方法 — STEP 3/20

ChatGPT・Claude・Geminiで「サイトの目的とターゲット」を整理する

ホームページ制作で最初につまずくのが「目的とターゲットの言語化」です。3つの主要AIチャットツールを使い分けながら、自分の頭の中を整理する方法を解説します。

「誰のためのサイトか」を最初に決める理由

前のステップで確認した4フェーズのうち、最初に取り組むのが「目的とターゲットの整理」です。多くの方はここを飛ばして、いきなり「かっこいいデザインのサイトを作りたい」という話から入ってしまいますが、目的とターゲットが曖昧なまま進めると、後工程のすべて——構成、文章、デザイン——がぶれてしまいます。私がこれまで携わった案件でも、途中で方向性が定まらなくなるケースのほとんどは、この最初の言語化が不十分なまま進んでしまったことが原因でした。

ここでAIが役立つのは、壁打ち相手として「なぜ」を何度も問い返してくれる点です。人に相談すると気を遣って深掘りを遠慮されることがありますが、AIは何度でも「その理由をもう少し詳しく教えてください」と聞き返してくれます。ChatGPT・Claude・Geminiはそれぞれ得意な質問の投げ方や回答の切り口に個性があるため、1つのツールで満足せず、2〜3個を使い比べてみることをおすすめします。

このステップは、これから作るホームページの設計図の一番土台にあたる部分です。ここに時間をかけることに抵抗を感じる方もいますが、目的とターゲットさえ固まれば、次のSTEP4のサイトマップ作成もSTEP5のキャッチコピー作成も驚くほどスムーズに進みます。逆にここを曖昧にしたまま先へ進んでしまうと、後半のステップで何度も後戻りすることになります。

できること

「何のためのサイトか」を対話で言語化できる
ターゲット像(年齢・悩み・行動)を具体化できる
3つのAIの回答を比較して視点の偏りに気づける

目的とターゲットは、頭の中では「なんとなく分かっている」つもりでも、いざ言葉にしようとすると驚くほど詰まるものです。AIに質問を投げかけながら答えていくと、自分の考えが可視化され、矛盾している部分(例えば「誰にでも合う」と言いながら価格帯は高め、など)にも気づきやすくなります。

さらに、ChatGPT・Claude・Geminiを併用すると、同じ質問でも切り口の違う回答が返ってきます。例えばGeminiは検索傾向や一般的な市場データを踏まえた回答をする傾向があり、Claudeは論理の一貫性や文章表現を丁寧に詰めてくれる傾向があります。この違いを知っておくと、目的の整理段階でも多角的な視点を得られます。

目的とターゲットを整理する4つの質問

1

まず自分の言葉で書き出す

AIに聞く前に「何のためにサイトを作るのか」「誰に見てほしいのか」を自分の言葉で3行程度メモします。この下書きがあることで、AIとの対話の精度が大きく上がります。

2

ChatGPTに壁打ちしてもらう

「〇〇業を営んでいます。ホームページの目的とターゲットを整理したいので、順番に質問してください」と伝えると、年齢層や悩み、検討時期などを一つずつ聞き返してくれます。

3

Claudeで言葉の一貫性を確認する

整理した内容をClaudeに貼り付け、「この目的とターゲット設定に矛盾や曖昧な点はありますか」と尋ねます。文章の論理チェックに強みがあるため、抜け漏れの発見に向いています。

4

Geminiで市場感覚を補う

「このターゲット層は一般的にどんな情報を検索して比較検討するか」と聞き、想定していなかった競合や検索キーワードのヒントを得ます。

メリット・デメリット

複数のAIを使い分ける最大のメリットは、一人で考えていては気づけない視点の抜けを埋められることです。特にフリーランスや個人事業主は「自分がお客さんの気持ちを一番分かっている」と思い込みがちですが、実際にAIと対話してみると、想定していなかった質問(価格帯の根拠、他社との違いなど)に答えられず言葉に詰まる場面が出てきます。それこそが、今のうちに埋めておくべき穴です。

一方で、AIが提示してくるターゲット像は「よくある一般論」に寄りやすいという限界があります。実際の顧客と接している経験に基づく、生きた情報とはズレることもあるため、AIの回答を鵜呑みにせず、自分の実体験や過去の問い合わせ内容と照らし合わせる作業は欠かせません。AIはあくまで整理のたたき台であり、答え合わせの相手ではないと割り切ることが大切です。

気をつけたいポイント

  • 「ターゲット=全員」という設定は避け、できれば一人の具体的な人物像(年齢・職業・悩み)まで絞り込むと、後のキャッチコピー作成が格段にやりやすくなります。
  • AIとの対話ログはコピーして別のメモに保存しておきましょう。会話が長くなるとAI側が前提を忘れることがあります。
  • 複数のAIの回答を比較する際は、同じ質問文をそのまま使い回すと比較の精度が上がります。
  • ここで固めた目的とターゲットは、後のSTEP4・STEP5でも繰り返し参照するので、要点を3〜5行程度に要約しておくと便利です。

まとめ

このステップでは、ChatGPT・Claude・Geminiを使い分けながら、サイトの目的とターゲットを言語化する方法を紹介しました。ここでの整理が、この先のすべてのステップの土台になります。次のSTEP4では、この目的とターゲットをもとに、実際のページ構成(サイトマップ)をChatGPTと一緒に組み立てていきます。

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