ChatGPTに聞きながらサイト構成(サイトマップ)を作る
目的とターゲットが固まったら、次はサイトに必要なページと情報の順序を決める番です。ChatGPTを使って、抜け漏れのないサイトマップを組み立てる手順を紹介します。
サイトマップはホームページの設計図
前のステップでは、サイトの目的とターゲットを言語化しました。ここからは、その内容をもとに「どんなページを、どんな順番で用意するか」というサイトマップを作っていきます。サイトマップは、家を建てるときの間取り図のようなものです。間取りが決まっていないのに壁紙や家具を選び始める人がいないのと同じで、ページ構成が固まっていない状態でデザインや文章に手をつけると、後から大きな手戻りが発生します。
ChatGPTがこの工程で特に力を発揮するのは、業種ごとの「定番ページ構成」を大量に知っている点です。美容室、士業事務所、工務店、EC、飲食店など、業種によって必要なページの型はある程度決まっています。ChatGPTに業種を伝えるだけで、一般的に必要とされるページの一覧をたたき出してくれるため、ゼロから自分で洗い出すよりも抜け漏れが少なくなります。ただし、そこに自社ならではの強みページ(実績、こだわり、事例紹介など)を追加できるかどうかが、その後の差別化を左右します。
このステップは、特に「何ページ作ればいいのか分からない」「情報量が多すぎて何から手をつけるべきか迷う」という方に向いています。逆に、すでに紙のパンフレットや旧サイトがあり、載せたい情報がある程度固まっている方は、既存の情報をChatGPTに読み込ませて整理し直す使い方が効率的です。いずれにしても、このステップで作るサイトマップが、次のSTEP5以降の文章作成やデザイン作業の設計図になります。
できること
定番のページ構成を知っているだけでも、抜け漏れは大きく減ります。例えば士業事務所のサイトで「料金ページ」がなかったり、飲食店のサイトで「アクセス・営業時間ページ」が分かりにくい場所にあったりするのは、実際によくある失敗です。ChatGPTに「〇〇業のサイトでよくある構成」と聞くだけで、こうした基本的な抜け漏れをかなり防げます。
さらに一歩進んで「どのページからどのページへ遷移してほしいか」という導線設計もChatGPTと一緒に考えられます。トップページを見た人が最終的に問い合わせページにたどり着くまでに、どんな情報の順番で不安を解消していくか、というシナリオづくりです。この視点があるとないとでは、同じページ数でも成約率に差が出ます。
サイトマップを組み立てる4ステップ
業種と目的を伝えて構成案を出してもらう
「〇〇業を営んでいます。STEP3で整理したターゲットは□□です。このサイトに必要なページ構成案を、優先順位つきで提案してください」と具体的に伝えます。
自社ならではのページを追加する
出てきた提案に、他社にはない強み(施工事例、お客様の声、代表者の想いなど)を伝えるページを足せないか検討します。「これらの要素を入れるとしたらどのページに含めるべきか」とChatGPTに相談すると整理しやすくなります。
各ページの中身を箇条書きにする
決まったページごとに「見出し」「盛り込みたい情報」「必要な写真」をChatGPTと一緒にリスト化します。ページタイトルだけでなく中身まで先に決めておくと、次のステップの文章作成が格段に早くなります。
全体の導線を確認する
「トップページから問い合わせページまで、どんな順番で情報を見せると不安なく進めるか」を尋ね、ページ間のリンクの流れをチェックします。
メリット・デメリット
ChatGPTを使う最大のメリットは、業種特有の「型」を素早く把握できることです。特に初めてホームページを作る方にとって、何ページ必要かという最初の判断基準を持てるだけでも、着手のハードルが大きく下がります。何もない状態から箇条書きを作るより、たたき台を修正していく方が圧倒的に作業は速く進みます。
一方で、ChatGPTが提示する構成は、あくまで「業種の平均」に寄った一般的なものです。競合と全く同じ構成のサイトを作ってしまうと、かえって埋もれてしまう可能性があります。また、ページ数を増やしすぎる提案をしてくることもあり、実際に自分たちで書ける文章量や更新できる運用体制を超えたページ数を作ってしまうと、後々更新が止まった空白ページが残るという本末転倒な結果にもなりかねません。
気をつけたいポイント
- 提案されたページ数をそのまま採用せず、「自分たちで継続的に更新・管理できる規模か」を必ず確認してください。
- ページの優先順位は「訪問者が知りたい順」であって「自社が言いたい順」ではないことを意識すると、導線が自然になります。
- サイトマップが固まったら、簡単な図やリストの形でテキストにまとめておくと、後のステップでAIに読み込ませる際にそのまま使えます。
- 同業他社のサイトを3つほど見比べ、ChatGPTの提案と実際の業界の傾向にズレがないかも確認しておくと安心です。
まとめ
このステップでは、ChatGPTを活用してサイト全体の設計図となるサイトマップを組み立てる方法を紹介しました。ページ構成という骨組みができれば、次のSTEP5ではいよいよ、その骨組みに命を吹き込む「キャッチコピーや見出し文」をClaudeでブラッシュアップしていきます。
