AIでホームページを作る方法 — STEP 2/20

AIホームページ作成の全体の流れ(準備〜公開までのロードマップ)

いきなりAIに文章を書かせる前に知っておきたいのが、公開までの全体の流れです。行き当たりばったりで進めると手戻りが増えるため、道筋を先に把握しておきましょう。

遠回りしないための全体設計

前のステップでは、AIがホームページ制作のどの部分を手伝ってくれるのかを整理しました。このステップでは、実際に着手する前に知っておきたい「準備から公開までの流れ」を俯瞰します。私がこれまで見てきた失敗パターンの多くは、いきなりデザインツールを開いて見た目から作り始めてしまい、後から「そもそも誰に向けたサイトなのか」が定まっていないことに気づく、というものです。AIを使う場合はこの傾向がさらに強まります。AIは聞かれたことに即座に答えてくれるため、目的が曖昧なまま質問すると、曖昧な答えしか返ってこないからです。

このシリーズでは大きく4つのフェーズで進めます。まず「目的とターゲットの整理」、次に「サイト構成(サイトマップ)の設計」、続いて「文章とビジュアルの作成」、最後に「ノーコードツールでの実装と公開」です。それぞれのフェーズでAIとの向き合い方が変わります。目的整理の段階では壁打ち相手として、構成設計の段階では抜け漏れチェッカーとして、文章作成の段階では執筆アシスタントとして、実装段階ではコーディングパートナーとして活用します。

このロードマップが向いているのは、初めてホームページ制作に取り組む個人事業主や、外注していたが今回は自分たちで試してみたいと考える小規模チームです。すでに制作会社との付き合いがある方でも、発注前にAIで叩き台を作っておくことで、打ち合わせの精度が上がり、結果的に制作期間や修正回数を減らせるケースがあります。全体の流れを頭に入れておくことは、AIを使う・使わないに関わらず、遠回りを防ぐ最も確実な方法です。

できること

制作全体を4フェーズに分解して見通せる
各フェーズで使うAIツールの役割が明確になる
今どの段階にいるか迷わず進められる

ホームページ制作でよくある挫折の原因は「終わりが見えないこと」です。全体を4つのフェーズに分解しておくと、「今は目的整理の段階だから、まだデザインのことは考えなくていい」というように、目の前のタスクに集中できます。これは一人で制作を進めるフリーランスや個人事業主にとって、特に効果を発揮します。

段階ごとに適したAIツールを使い分けることで、効率も上がります。例えば文章表現の推敲はClaudeが得意とする傾向があり、幅広いアイデア出しはChatGPT、Googleの検索データとの連携が必要な場面はGeminiが強みを発揮するなど、ツールごとの個性を知っておくと、後のステップでの使い分けがスムーズになります。

4フェーズの進め方

1

フェーズ1:目的とターゲットの整理(STEP3〜)

「誰に」「何を伝え」「どう行動してほしいか」をAIとの対話で言語化します。ここが曖昧だと後工程すべてがぶれるため、シリーズの中でも特に時間をかける価値のある段階です。

2

フェーズ2:サイト構成の設計(STEP4〜)

必要なページと情報の順序を決めます。ChatGPTなどに「同業種のサイトマップ例を出して」と聞きながら、自社に必要なページを取捨選択していきます。

3

フェーズ3:文章とビジュアルの作成(STEP5〜)

キャッチコピーや見出し、本文をAIと一緒にブラッシュアップします。同時に写真や配色などビジュアル面の方向性も固めていきます。

4

フェーズ4:実装と公開(STEP後半)

ノーコードツールにAIの支援機能を組み合わせ、実際にページを組み立てて公開します。公開後の見直しや更新の仕組みまで含めて、このフェーズで扱います。

メリット・デメリット

全体を俯瞰してから着手するメリットは、無駄な後戻りが減ることに尽きます。特にAIとの対話は「聞けば聞くほど新しいアイデアが出てくる」ため、際限なく寄り道してしまいがちです。今どのフェーズにいるかを意識しておくことで、脱線しても軌道修正しやすくなります。

ただし、実際の制作は必ずしもこの4フェーズがきれいに一直線に進むわけではありません。文章を書いている途中で構成の不備に気づき、フェーズ2に戻ることもよくあります。ロードマップはあくまで目安であり、行ったり来たりすること自体は失敗ではないと理解しておくことが大切です。

気をつけたいポイント

  • 最初から完璧な計画を立てようとせず、各フェーズは「7割できたら次へ進む」くらいの感覚で進めると、AIとの対話も止まらず進みます。
  • フェーズを飛ばしてデザインや実装から始めると、後で文章量に合わせてレイアウトを作り直す二度手間が発生しやすいので注意してください。
  • 全体のスケジュール感としては、副業や隙間時間での取り組みなら2〜4週間、集中して取り組めば数日〜1週間程度が目安です。
  • 途中経過はテキストファイルやドキュメントにまとめておくと、AIとの会話が途切れても内容を引き継げます。

まとめ

このステップでは、目的整理から公開までの4フェーズという全体地図を確認しました。次のSTEP3では、いよいよ最初のフェーズである「サイトの目的とターゲット」を、ChatGPT・Claude・Geminiを使いながら具体的に整理していきます。

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